ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

2006-06-17から1日間の記事一覧

無遠近法的狂気

ウィルバーの著作で最初に読んだのは、『万物の歴史』でした。地域通貨の研究をしていくうちに参考文献として掲載してあったのがきっかけです。その頃まで、私は循環の原則、多様性の原則、そして相互依存の原則の3つが大切だと自分なりに考えて、雑誌に寄…