ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

セルマン(Interpersonal知性)

追いつめて服従させる「レッド組織」

(出典:フレデリック・ラルー著『ティール組織』) 日大アメフト選手の記者会見、その後、日大の監督とコーチの記者会見を見ていて、森加計問題に引き続き、また出た、エルサレムのアイヒマン現象!と思いました。そしてさらに、ああ分かった、この組織(日…

役割取得能力レベル0の補足

過去のブログで取り上げた「セルマンの役割取得能力の発達段階」のうち3歳~5歳の自己中心的役割取得能力に関して、質問がありましたので下記に補足しておきます。 Interpersonal知性と、セルマンの役割取得能力 - ウィルバー哲学に思う レベル0の説明を『…

役割という分離にとらわれないでHELPする

中川吉晴さんの「ホリスティック臨床教育学」を読んでいてラム・ダスのことを知った。中川さんはラム・ダスのことをこう紹介している。 ラム・ダス(本名リチャード・アルバート)は、ハーバード大学教授をへたのち、インドで修業し、アメリカに帰国後は、瞑…

Interpersonal知性と、セルマンの役割取得能力

「VIFによる思いやり育成プログラム」という渡辺弥生さん(編)の本が届きました。ウィルバーのAQALインテグラル理論にあるInterpersonalの発達ラインの主要な研究者として名前が挙がっているセルマンの「役割取得能力の発達段階」の本「(邦訳)ペア・セ…