ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

フロイト

ことば、そして「関係づける能力」の功罪

7月14日の「マインドフルネスで包んだ後にくる洞察」に対して、ACTと似ていますね、とコメントをくださった方があった。 ACTとはアクセプタンス・コミットメント・セラピーの略で「第三世代の認知行動療法」と呼ばれているとのこと、早速、”Get Out of Yo…

抑圧と影

今回はILPのシャドウ・モジュールから読み進めていくうちに気づいた点をいくつか取り上げたいと思います。 最初に、影とは何か?これについてILPの本文ではこのような説明がされています。 「シャドウ」という用語は、心の「暗い側」に関係しています。―…