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ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

アテンションのスタイルを自在に選択する

前回のブログでフェーミ博士の唱えるアテンションのスタイル「ディフューズ/オブジェクティブ」「ディフューズ/イマースト」とあわせて、次回に「前景と背景を等しく見る」を取り上げる、と書きましたが、それに先立ちまして、フェーミ博士の唱える「オープ…

状況とシンクロする、全体に整合する

マイケル・キャロルの『THE MINDFUL LEADER』を読んでいて、特に注目したのはPART3に出てくる「環境とシンクロする」あるいは「状況とシンクロする」という言葉です。 言うまでもなくユングの唱えたシンクロニシティの意味合いをも含んだ言葉であると考えら…

注意で脳は変えられる(注意と可塑性の関係)

『脳を変える心』(シャロン・ベグリー著 茂木健一郎訳)は、2004年にダライラマ14世のもとに脳神経学者が集い、心と脳についての対話を行った記録ですが、脳の可塑性、神経可塑性について詳しく書かれています。 「可塑性(かそせい)」とは、固体に外力を…

問題解決モードと夕陽モード

スティーブン・ヘイズ他著「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)第2版」を興味深く読み始めました。あらためて、ACTは本当に素晴らしく永遠の哲学の伝統にある知恵と現代心理学を橋渡ししているなと思いました。 それはともかく今回は、こ…

フローとマインドフルネス

このブログを読んでいただいている方からフロー状態とマインドフルネスな状態の違いについてコメント欄に質問がありました。ありがとうございます。興味深いテーマと思われましたので、以下に私の考えを書かせていただきます。 フローとマインドフルネスの違…

ネガティブな感覚をオープンフォーカスのreminderとして利用する

以前に「ネガティブな感覚を気づきのサインとして役立てる」ことについて書いたことがありましたが、今回の内容はそれに通じるところがあり、「ネガティブな感覚をオープンフォーカスのreminderとして利用する」というタイトルにしました。 フェーミ博士のOp…

どんなアテンション・スタイルをとっているかにアテンションを払う

フェーミ博士のThe open-Focus Brainを引き続き見ています。今回は配偶者や子供との人間関係への応用例を取り上げます。 以下、第7章Love is a way of Paying Attention Open-Focus Tools for Relationshipsの中のP97~P98から抜粋しました。 (以下拙訳引用…

心理療法と相互補完的なオープンフォーカス

フェーミ博士のThe Open-Focus Brain 第10章 Attention and Psychotherapyの中で、伝統的な心理療法とオープンフォーカスの関係が述べられています。 私も、シャドーワークが対象とする抑圧に対してオープンフォーカスをどのように位置づければいいのだろう…

オープンフォーカスとPeak Performance

フェーミ博士のThe Open-Focus Brainを読んでいます。 今回は、第8章Peak Performanceの中の「ゴルフから、空手、フットボールまで」という節を紹介したいと思います。(以下P118〜P120より抜粋) ゴルフから、空手、フットボールまで 手にクラブのグリップ…

フロー状態とAttention

前回のブログで自己同一性の発達ラインの最も高い段階としてAbsorptive-witnessing があることをみました。Witnessについては今まで何度も取り上げてきましたが、Absorptiveについて理解を深めようとあれこれ見ていくうちに「フロー(flow)」に行きつきまし…

恐怖に身を任せる5秒の方法

海外の連続ドラマ「LOST」は無人島(?)に飛行機が墜落し、展開するドラマですが、その第1話に医師のジャックがケガをして、背中の切り傷を麻酔なしで縫ってほしいと女性のケイトに頼む場面があります。墜落の恐怖も覚めやらない彼女、、震える指先で裁縫…