読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

Witness(目撃者)

心を鏡のように用いる

「存在することのシンプルな感覚」の最後の章「常に現前する意識の輝くような明晰性」は本当にすばらしい。どこもいいのですが、今日は目撃者がどのように目撃するのか、を荘子の言葉を引用して書かれた部分があるので取り上げたいと思います。 (以下P364よ…

ケンタウロスとuncontrollable

ウィルバーの「意識のスペクトル」では、ペルソナと、投影された影を統合して健全な自我を回復した後、自我(心)と身体とを統合してケンタウロス(心身統合体)に至ります。これは無境界(非二元、統一意識)に向かう途中のアイデンティティ拡大の1プロセス…

無意識の思考に気づく

2007年03月03日(土)のブログ「呼吸を日常生活の気づきに利用する」でも少し触れていますが、無意識に頭がしゃべっている、その思考に気づくこと、気づきを入れることがとても大切です。 忙しい時ほど、あるいは追詰められた時ほど、気づきを入れるべきでしょ…

One Tasteに入るには

以下はケン・ウィルバーのThe Simple Feeling of Being「存在することのシンプルな感覚」の第一章目撃者からの抜粋です。 目撃者(Witness)はすべてのものから解放された大いなる「自由」、「解放」として全てのものの背景(a great background)としてのみ…

「空」とキャンバスと本当の自分

ケンウィルバーの著作の中で最も好きな 「存在としてのシンプルな感覚」の終盤、第7章〜第9章はよかった。 たぶんもう3回は読んだと思いますが、本当にいいです。 その中で、龍樹の それは空でも、空でないものでもない。 その両方でも、その両方でないので…

光明遍照と錬金術

お経の時に出てきます 光明遍照十方世界 という言葉が以前から気になっていました。 調べてみると「観無量寿経の一節。 このあとに『念仏衆生 摂取不捨』と続く。 阿弥陀仏の光明は全世界を遍く照らし、 念仏を唱える衆生を残らず救い取るの意」とあります。…

空って・・・

以前から思っていたのですが、般若心経で説明されるところの「空」とケンウィルバーが書いている「空」は違うような気がします。本当は同じなのかもしれません。空が違うということ自体、空が非二元であることから矛盾しているといえますが、異なる説明がさ…

1分間自己革命と目撃者の共通点

10年ぶりにスペンサー・ジョンソンの「1分間自己革命」を読みました。 1日に何回か立ち止まって、1分間を「自分を大切にするためにできることは何か」と問うことの効果について書かれています。 「Stillness speaks」 や「場所中心的自己」と同じことが…

場所中心的自己

清水博著「生命知としての場の論理」〜柳生新陰流に見る共創の知〜という本の中に場所中心的自己という言葉が出てきます。(以下引用) 日本の古武道(その典型的な例が上泉伊勢守を流祖とする柳生新陰流です)が日本の貴重な文化遺産であると私が思っている…