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ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

Grace & Grit

昨晩、眠る前にいつものように、ウィルバーの『存在することのシンプルな感覚』を読んでいて(2度目ですが)、『グレース&グリット』でトレヤが乳がんで亡くなる感動的な最後の場面の記述がありました。(以下引用)ぼくはその晩、トレヤをベッドに寝かせた。彼女はほとんど歓喜に満ち溢れていた。「私はもう行くの。信じられない。もう行くの。幸せ。とても幸せ」。最後の解放のマントラのように彼女は、「幸せ、とても幸せ」と繰り返した。彼女の外観は、燃え上がったようだった。彼女は輝いていた。ぼくの眼の前で彼女の身体は変容を始めていた。(引用ここまで)ウィルバーの著作の中でもグレース&グリットは大好きな本の一つです。日記形式で書かれているので読みやすいですが、書かれていることはとても深遠です。Graceとは白い巨塔本田美奈子で有名な曲Amazing graceのGraceで恩寵という意味です。Gritは勇気です。またこの本の中にはトレヤが目指し、達成したという「情熱的な無執着」という言葉も出てきます。ウィルバーに興味があるが難解で・・・と言う方、がんが1つのテーマの方、一度読まれてはいかがでしょうか?