ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラーなど、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

光明遍照と錬金術

お経の時に出てきます
明遍照十方世界
という言葉が以前から気になっていました。
調べてみると「観無量寿経の一節。
このあとに『念仏衆生 摂取不捨』と続く。
阿弥陀仏の光明は全世界を遍く照らし、
念仏を唱える衆生を残らず救い取るの意」とあります。
エックハルト・トーレのPracticing The Power Of Now
を読んで
この光は自らが発する意識の光であり、
自分の思考や感情などマインドを目撃、観照する
目撃者、観照者の意識の光なのだいうことを確信しました。
この本の中ではからだに積もった感情の痛みを
Pain−Bodyと呼び、このPain−Bodyを解釈したり
分析するのでなく、ただ観察し続けることが大切で
これにより、苦しみ(卑金属)を意識(金)に変えられる。
これが錬金術の本当の意味です、と書かれています。

錬金術(れんきんじゅつ、Alchemy)とは、
「最も狭義には、化学的手段を用いて卑金属から
貴金属(特に金)を精錬しようとする試み」のことで

「広義では、金属に限らず様々な物質や、
人間の肉体や魂をも対象として、それらを
より完全な存在に錬成する試み」を指します。
そしてそれは
意識の光で否定的な感情を観照すること、で痛みを
光に変換できるということなのです。
パウロの表現では
Everything is shown up by being exposed to the light,
and whatever is exposed to the light itself become light
ということなのでした。