昨日、事務所から花火大会をみていました。
最初は部屋の中から窓越しにみていたのですが
音を感じたくて、ベランダに出てみることにしました。
ここ数年は、あまりじっくり見ることもなかったのですが、
ギャラクシアン(むかしのポストインベーダーゲーム)の
ように不規則にひゅんひゅんと弧を描いて散っていく
タイプの花火が私には新鮮でした。
真下から見ればすごいやろうな〜と想像していて・・・
もっとすごいのは真上からみたときかな??と思いを馳せ
ケンウィルバー的には
この花火を、このベランダから私は見ているのか?
この花火を、宇宙からわたしは観ているのか?
この花火は、私の意識の中にあるのか?
などと思っていました。
高速道路を走っているときに、緑の森が視界の横を流
れていくあの感覚、自分は静止しているあの感覚を思い
出しました。
これにはいつもトトロが空を飛ぶシーンがついてきます。
事務所は4階にありベランダの前にはほぼ同じ高さを
モノレールが走っています。
花火を背景に走るモノレールをみて宮沢賢治の銀河鉄道
を思い浮かべました。
そうか!宮沢賢治は妹のとしに会いたくて宇宙をみている
うちに宇宙になっちゃったのかも、と思いました。
関西人としては「なっちゃった」とはいいたくないのですが
なぜか他にいい表現がみつかりません。
フィナーレは連続でそれなりにすごくて、1〜2秒遅れて聞
こえるドーン、パラパラ・・・、そして大、小、大、小、赤、青、
黄、緑、オレンジ・・・。
「これ企画した人は気づいてないかも知れないけど、これは
まさに宇宙の誕生やな・・・」、「きっと星はこんな感じで生まれ
たに違いない・・・」となぜか思いました。