ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

One Tasteに入るには

以下はケン・ウィルバーのThe Simple Feeling of Being「存在することのシンプルな感覚」の第一章目撃者からの抜粋です。

目撃者(Witness)はすべてのものから解放された大いなる「自由」、「解放」として全てのものの背景(a great background)としてのみ「感じられる」ものである。(獲得できる別の対象ではない)

「目撃者」に落ち着くこと、自己収縮を感じること、これがまさに一如(One Taste)の世界がもっとも前面に出やすい状態である。ランダムに自然に昼も夜も、いつもこの衝撃的な認識の前に立つと良い。


開け(Openness)自由(Freedom)、空性(Enptiness)、解放(Release)のなかに安らぐ。自己収縮を感じる。ありのままにまかせよ(let it be)。自己収縮を切り捨てる必要はない。

簡潔ですばらしい文章です。