ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラーなど、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

不確実性を受け入れる方法 BECOMING TRANSPARENT

起こることは無常であり、本来その不確実さは避けようがありません。

しかし私たちは何とかその不確実さを回避しようと外のモノや起こるコトをコントロールしようとします。

そしてそれができないときに葛藤やショックなどに陥ります。

あるいはこうしたことが起こったらどうしようという恐怖に苛まれたり、おこった状況をネガティブに解釈して(状況にラベルを貼って)恐怖を感じたりします。

そしてその恐怖に動機付けられた行動を無意識にとってしまうのです。

しかしそうではなく、そうした不確実性を完全に受け入れることで創造性、洞察力などが研ぎ澄まされ、結果として状況を最善のものに向かわせることができるとトーレはいいます。

「ニュー・アース」のP295ではローマのタキトゥスの言葉を借りて「安全への欲求があらゆる高貴な偉業を阻む」と表現しています。

そして具体的な方法としてFEEL YOUSRELF BECOMING TRANSPARENT (PRACTICING THE POWER OF NOW P110 和訳「自分が透明になる方法」P145)を奨励しています。これは例えばこのように行うと書かれています。

As I said, practice with little thing first. The car alarm, the dog barking, the children screaming, the traffic jam, Instead of having a wall of resistance inside you that gets constantly and painfully hit by things that “should not be happening,” let everything pass through you.

「こんなはずではなかった」コトが起こり、自分を襲ってくるように感じます。そしてそれに抵抗するため心の壁を作るのが普通です。しかしそうする代わりにlet everything pass through you. 「自分のからだを通過させてしまいましょう」とトーレは言っています。
この方法はまさに「あるがまま」「起こるがまま」に状況を捉え、対処することの具体的方法論でしょう。
あなたにはできますか?
私も少しずつ小さなことから実践していきたいと思っています。