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ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

Get a Feel for Integral Awareness


先週からケン・ウィルバーのINTEGRAL LIFE PRACTICEに挑戦しています。昨年の9月に出版されたばかりのこの本の副題はA 21st-Century Blueprint for Physical Health, Emotional Balance, Mental Clarity, and Spiritual Awakeningとなっています。

そうか!身体には健康、感情にはバランス、が大切はよく分かります。そして心には透明、スピリチュアリティには目覚め、なんだということです。表紙にデザインされた四象限のイメージフォトと合わせて、この副題から気に入ってしまいました。
今週は第3章のGet a Feel for Integral Awarenessを読んでみましたが、その最後に書かれている。1分間モジュールの私なりの訳文を掲載したいと思います。(ILPでは時間がないときでも日常の中にPracticeを浸透させるため1分間で実施できるモジュールが開発されている)その5つのステップは次のように書かれています。

1- minite module
Get a Feel for Integral Awareness-Right Now!
理論から実践にいく方が思ったより簡単です。いつでもそうすることができるのですから。4象限に触れることによって、あなたのLifeを今すぐもっとIntegral なawarenessに連れて行ってくれるステップがここにあります。

1.4象限とは何か?
それらは描写する方法です。内面(あなたの考えthoughtや知覚feeling)そして外面(あなたのbodyや態度behavior)、個人の(あなた)そして集団(あなたの所属する文化や環境)の内面と外面を。

2.すばやく意識を拡大してみましょう。
あなたをあなたにしている内側のすべて、それをI-nessとして感じとる時間をとりましょう。そしてWe-ness、他人との関係です。We-nessを感じましょう。次はIt-ness、その複雑性のすべてのなかにある物質的なbodyを感じとりましょう。あなたの世界における客観的な存在を取り囲むエネルギーを含めて感じるようにしましょう。最後はIts-nessです。―あなたの生活が組み込まれている多くのシステムの構成員membershipであること、それらのシステムとの関係participationを指します。では、これらの重要なリアリティの次元へとあなたの意識を広げましょう。

3.あなたが取りがちな立場はどこなのか気づきましょう。
Integral理論によるとあなたの4つの象限I We It Itsは、必要不可欠なもので、省略することのできないものです。しかし大抵の人はこれらの象限の一つか二つに集中する傾向があります。例えば彼等は外面的な事実だけに興味を持ち、内面の経験を無視します。あるいは彼等は共同体の知識や共通の問題ではなく、単に個人的な経験に集中します。どの象限があなたの注意を集中しやすい傾向があるか、仕事のときはどうか?健康に関することはどうか?親密な人間関係ではどうでしょう?あなたは大抵I We It Its、どれに関心を示しているのでしょうか?

4.四象限全てを使いましょう!
全てが重要で、リアルです。どんな瞬間にもあなたの存在の四象限、単純にあなたのI We It Itsの次元を感じましょう。その時、あなたの執着(get stuck)に気づきましょう。あなたは決して内側(I We)を見ることなく、外側(ItとIts)ばかり見ていませんか?あるいは、人間関係の中で自分自身を見失い、あなた個人の領域(I)を見つけることができないということはありませんか?あなたは外面の身体上の健康(It)ばかりに関心が行っていませんか?感情面の安寧(I)に接することなく。あるいはあなたは実際に頭の中(I)から抜け出て、おそらく一度あなたの生活のスペース(Its)をクリーンアップする必要があるのではないですか?四象限全ては、重要で、不可欠で、リアルで、どれも省略できないものなのです。

5.さあ、無限に向けて
たった今、四象限全てがあなたの気づきの中で生起していることに気づきましょう。―それは全てを含んだ意識です。とても大きいため時々それはBIG MINDと呼ばれます。あなたの純粋な意識を感じましょう。―あなたの小さな「I」あるいはエゴが生起するところ、あなたのWe、ItそしてItsの視点ととともに。その開け、楽しみのあるawarenessを感じましょう。そしてgo on about your day.

どうでしたか?本文ではGet a feel for “I” Get a feel for “We” Get a feel for “It” Get a feel for “Its” という4つの節があり、四象限のそれぞれがもっと詳しく取り上げられています。例えばGet a feel for “Its”の節では、Web of LifeはItsの象限における一つの連鎖として描かれています。自宅から地球全体、天の川銀河を超えて宇宙全体へのズームアウト、逆に宇宙全体から地球、そして自宅へ戻ってくるズームインの視覚化のpracticeが印象的でした。しかし生態系とのつながりだけでなく、さまざまな社会のシステムの一員であることへの気づきも同時に描かれています。こんな文章がありました。

一度、彼あるいは彼女が数え切れないくらいシステムが絡み合った世界に参加していることを理解したならば、相互連結性の感覚は自然なものとなります。共有できる外面の例としては、政治、法律、経済、などがあります。制度(例えば教育や政府系の)、ビジネス(Googleのような)、NPO(Red Crossのような)は社会のインフラを形成すべくともに調和しているのです。

10年ほど前なら、私はこの象限にばかりフォーカスしていた気がします。この章のポイントは四象限全部を感じとることです。自分の偏りがちな傾向に気づき、苦手な象限へも気づきを広げます。1日の中では午前中に少しの時間を利用して、このGet a Feel for Integral Awarenessを実践することが薦められています。