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ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

現実を変えるのでなく現実に対する洞察を高める

どうも自分自身の調子が悪いと、無意識に現実を変えようという方向に心が働いてしまう傾向があります。何とかならないかなあ。どうすればいいかなあ?もっと…。というようにあれこれといつのまにか思いを馳せてしまいます。

そのような方向に心が働くのは、現実、すなわち起こっていること、見えているものに対して自分の受け取った感覚(一次的感覚と思考と解釈を通しての2次的な感覚の両方)が好ましくないものであった場合のひとつの自己防衛的な反応です。

なんとか起こっている現実を自分に好ましいように、現実の方を変えようとします。

この力わざは、早道のようでそうではありません。合理的なようでそうではありません。

そうするのではなく、現実に対する受け止め方を変えるのです。

まず、自己防衛反応が作動していることに気づきます。

それは、状況をコントロールしなければ、という根源的な恐れにもとづいたものでした。

そしてリラックスして現実を受け止めることに注意を払います。呼吸を利用します。過剰に反応しません。過剰反応は解釈が作り出したお化けに対する反応です。そのようなものは存在しません。

明晰性を保ちます。明晰性は意識すれば作れます。明晰な状態で現実に対応します。

静かに見ます。水面のさざ波がおさまるのを待ちます。

ある種のひらめきを伴う洞察力が起こるはずです。起こらなくてもかまいません。そのような方向に心を用いればよいのです。

とにかく明晰性を保ちます。

明晰性が現実に対する洞察を高めます。それは余分なフィルターをはずすことかもしれません。曇りなき眼でありのままを見定めることです。

・・・

今回はまったく自分のためのメモとしての記事になってしまいました。お立ち寄りいただいた人には申し訳ございません。もし、「そうそう」と部分的にでも感じた方がおられましたらコミュニケーションしたいですね。

現実を変えようとするのではなく、現実に対して洞察を高めること、これを心掛けたいと思います。そしてそうしたとき、結果として現実は変わるのではないでしょうか。