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ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーにはじまり、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、そして近年ブームのアドラーまで、脳科学的なアプローチも加味し、心理哲学的な関心について綴っています。

次元を行き来するヘキサキューブ、元旦の夢

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新年あけましておめでとうございます。

元日に新しい会社の商号「経営マトリクス研究所」のマークの初夢を見た。これは正夢である。

2次元平面に描く正六角形(ヘキサゴン:hexagon)は、3次元の立方体(キューブ;cube)にも見えるという考えてみれば不思議な図形だ。

これは対角線が描かれている正六角形である。

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しかし同時に、3次元の立方体である。すなわち六角形と立方体の性質を併せもつ、いわばhexa-cube(ヘキサキュ―ブ)である。

この性質は「経営マトリクス研究所」の理念をうまく語るのではないか。

まず対角線に下図のような矢印がついていると想像した。するとこの六角形は言語的知性であるマインドの象徴となる。
というのも私たちの言語的知性は、良いか悪いか、好きか嫌いか、損か得か、正しいか間違っているか、美しいか醜いか、苦か楽か…などなど常に対極のどちらであるのか判断しようとしてじっとしていない。モンキーマインドといわれるゆえんでもある。こうした対極をもつ有形のマインドを頂点をもつ図形で表現できるだろう。

 次にこの形はオレンジ、グリーン、イエローという色の側面をもつ立方体として描かれる。

オレンジでは「合理主義的世界観」を、グリーンでは「多元主義的世界観」を表し、イエローではそれらを統合する「統合的システムの世界観」を表す。

(スパイラルダイナミクスの色分類:参照「万物の理論」ケンウィルバー著)

そして、このキューブの背景には、円が描かれている。

円を背景としてヘキサキューブが描かれている。
この円の内側の色は、ターコイズトルコ石)色であり、「統合的全体的世界観」を表現している。

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キューブの背景に描かれているこの円は「実存」であり、禅でいう「円相」のイメージだ。

この図で「実存」である円相からマインドである六角形がずれ落ちているのは、「身心脱落」(body-mind drops)を表現したかったからだ。(2011年11月2日のブログ参照)

身心が脱落することで、その背景にあった「存在することのシンプルな感覚」である「実存」が露わになる。それは「観察者としての自己」だ。

そして身心脱落し、マインドとの「脱同一化」を果たしてこそ、ターコイズの発達段階である。それが円相のトルコ石色に込められている。

(ヘキサキューブであるマインドと同一化しているのはオレンジ→グリーン→イエローの価値観までである。)

よって、この対角線のある六角形でありキューブでもある形は、色のついた「有形のマトリクス」といえるだろう。

一方、実存である円相は、色のついた映像の背景として、その基体として、いつもありながら普段は気づくことの少ないスクリーン(あるいは「青空」)である。それは、言語的知性を生み出した流動的知性であり、創造の源としての「無形のマトリクス」である。

さらにこの大きなヘキサキューブ形の中には、無数の小さなヘキサキューブがぎっしり詰まって並んでいると想像する。

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じつは六角形とは隙間なく詰めることのできる数少ない図形のひとつである。6つの辺がそれぞれ他の六角形に隣接する。立方体としてもまた、それぞれの6つの面が他の立方体と隣接している。
すなわち、他の6つの形から絶えず影響を受けるとともに、自らも他の6つのヘキサキューブに影響を与え続け、瞬時に全体(大きなヘキサキューブ)に伝播する。これはまさに「複雑系」であり「縁起」である。

シンクロニシティの土壌であり、単独では自性を持たない空性としての胎蔵界曼荼羅(マトリクス)なのだ。

そしてまた、妙なことに気がついた。

2次元ヘキサゴンの対角線は、図形の内側を通る対角線だが、3次元キューブでみると図形の表面(外側)の辺として見ることができる。

いいかえるならこれらの対角線は、内を通っているかと思えば外を通っており、外かと思っていたら内に入っているのである。同じ線をなぞっていても次元によって内と外が入れ替わる。「外かと思っていたら、じつは内であった」とは、まさに「クラインの壺」のようではないか。

 

じつはこの会社の前身は40年以上前に廃業した角本醤油醸造所である。

「角本」・・・これはキューブだ。しかも、4象限マトリクスである「田」の字を内包している。そして私の名前の中にも・・・。

 ・・・

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。<m(__)m>