ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

I AMマントラ瞑想

このI AMマントラ瞑想はILPの中で以下のような解説で始まります。 このガイド付き瞑想は、あなたを目撃者意識(witness consciousness)の中心に連れて行きます。あなたの生来の気づき(native awareness)、存在としてのシンプルな感覚(simple feeling of …

深い夢見のない眠りの中に現前するもの

Subtle Energyが意思的な心と肉体的な身体の間のミッシング・リンク(失われた輪)であるのに対し、Causal Bodyとは何であったか?目撃者(Witness)との関係は?などを知りたくて、ILPのボディ・モジュールの章の最後に出てくるResting in the Causal Body…

Meditation Practiceその1 呼吸瞑想

ILPのスピリット・モジュールではMeditation Practicesとして5つの瞑想が紹介されています。そこではまず以下の書き出しから始まり、簡単に5つの瞑想が示された後、各々の瞑想が詳しく示されています。今回はその書き出しの部分とすべての瞑想の基礎ともいえ…

Additional Modules

Integral Life Practiceの第9章を読み始めました。タイトルは次のようになっています。 Living Your Life as Practice Relationships, Work, Parenting, Creativity, And Other Additional Modules コア・モジュールがIndividualであるのに対し、アディショ…

原理主義者とニューエイジは前合理的

Integral Visionの第5章でA Pre-Rational Mythic God and a Trans-Rational Unitive Spirit という節があり、前合理的、合理的、超合理的という段階において、超合理的は、前合理的と同様に非合理的であるとして同一視されてしまう「前/超の錯誤」について…

見性と悟り

ウィルバーのIntegral Life Practiceのスピリットモジュールの中に、実践と見性、そして悟りの関係が説明されている節がありました。状態(state)としての見性、段階(stage)としての悟り、という捉え方で分かりやすかったです。P205のCan you feel it?か…