ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKニュースおはよう日本

先日http://blog.zaq.ne.jp/nagamasa/article/139/のブログで少々PRさせていただいた「ネットでeクラス」が8月1日(日)NHKのおはよう日本7:00〜7:45で放映されることになりました。ホームルームの様子、個別学習の様子、明日の大津プリンスホテルでの…

慣習的な葬儀が苦痛である理由

子どもを小児がんで亡くした母親を対象としたアンケートを整理していて、あらためて葬儀が大きなストレスになっていることを認識しました。葬儀だけでなく49日までの法要であったり、納骨のことであったり、一連の弔いの行事全般が母親を中心とする家族に…

根源的恐れを明け渡すレベル1

前回のブログの続きです。インテグラル理論の「タイプ」のひとつであるエニアグラムを考察しています。 エニアグラムのそれぞれのタイプには、健全なレベル、通常のレベル、不健全なレベルという1から9のレベルがあります(レベル1が最高、レベル9が最低…

性格とは心の鎧、とらわれず乗りこなす

京都でのケンウィルバー勉強会の5回目に「タイプ」の学習としてエニアグラムが取り上げられる予定になっていることから、「エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ」(ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン著 角川書店)を読みました。 これがなかなかに…

インテグラルに自分と世界を学ぶ

昨年から重点をおいて取り組んでいる活動のひとつに「ネットでeクラス」があります。 http://www.es-bureau.org/submenu/showim.php?key=n71 スタートして10ヶ月をすぎました。この活動をインテグラル理論で解釈するとどうなるのだろう?と以前からずっと…

「納得がいかないこと」と、「非合理的」の前/超

「納得がいかない」ことが時として起こります。この「納得がいかない」こととは何でしょうか? 私たちの多くは合理的に物事を理解できるように教育を受けてきています(基本的にオレンジの教育を受けているといえます)。投げたボールが落ちてくるのは万有引…