ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Emotionalのラインはシャドウ・モジュールで伸ばす

今回はEQを取り上げようとして、ゴールマンの”Emotional intelligence”邦訳「EQ こころの知能指数」を購入し、その他にもウィキペディアやEQジャパンのウェブサイトなどに目を通しました。前回のInterpersonal知性で取り上げたセルマンのような明確な発達…

Interpersonal知性と、セルマンの役割取得能力

「VIFによる思いやり育成プログラム」という渡辺弥生さん(編)の本が届きました。ウィルバーのAQALインテグラル理論にあるInterpersonalの発達ラインの主要な研究者として名前が挙がっているセルマンの「役割取得能力の発達段階」の本「(邦訳)ペア・セ…

発達ラインと多重知性

ケン・ウィルバーのAQALインテグラル理論では、象限、レベル、ライン、状態(States)、タイプという構成要素があります。このうち四つの象限と5つのラインを使って最近ある報告をまとめたのですが、少々自分の中で混乱している点を確認しました。今回はその…

Integral Nutrition これでダイエットに挑戦?

私も何とか5キロ体重を落としたいと思っているほうですが、これを読んで4〜5日まえから少しやる気になってきました。狩猟採集民として遺伝子レベルでも身についてしまっている習慣を変える挑戦です。(大げさですか…) 今日は、ILPのIntegral Nutrition p165…

当然…ではなかったとき。実は当然などなかった。

私たちは、いろいろなことを「当然」と思っています。 当然、遅刻しないだろう。 当然、覚えているだろう。 当然、結婚しているはずだ。 当然、もうすぐ出て来るだろう。 当然、もうついている頃だ。 当然、生きて帰ってくるだろう。 などなど。 しかし、当…