ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。苦悩を乗り越えるヒント、自己実現、自己超越を促す一助となれば幸いです。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

条件づけの要因、「嫌悪」を「哀れみ」へとシフトする

今朝、目が覚めて頭に浮かんだことは「怒りを哀れみに変えたらよい」という考えでした。 このことはミンゲールの本を読みはじめてから、折に触れ思うようになっていたことではありましたが、昨晩眠る前にティクナットハンの「禅的な生活のすすめ」を読んでい…

The Suffering of Change 変わりゆくものに執着する苦しみ

ミンゲールのJoyful WisdomのP52から、二つ目の苦しみのタイプThe Suffering of Changeについて書かれている(一つ目はSuffering of Suffering、三つ目はPervasive Suffering)。 「変わりゆくものに執着する苦しみ」と訳すのが適切ではないかと思う。以下に…