ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。苦悩を乗り越えるヒント、自己実現、自己超越を促す一助となれば幸いです。

スポーツ(運動)

インテグラル卓球Life

2019年の10月15日に「卓球の実践によるインテグラルへの波及」という稿を書き、卓球という活動がもたらす(と期待される)効果や影響を四象限(Quadrant)で示した。 また同年10月8日に「フローの条件として接戦で〈今〉にあること」を書き、当時の少ない経験か…

球技はなぜ楽しいのか(自己と世界を媒介する球)

蹴聖(しゅうせい)といわれた藤原成通の日記によると… 1000日休まず蹴鞠する千日行の夜に毬の精が出てきた。人が蹴鞠をしているときに鞠に憑き、しなくなると柳の林に戻ると言った、 とある。 鞠や球に不思議な力があるのだろうか。 私の好きな卓球でも、一体…

ホルミシス(hormesis)

『老いなき世界』のキーワード そのひとつは、ホルミシス 長寿遺伝子を働かせるホルミシス 短期的なストレスはむしろ 適度なストレスはむしろ こころと身体を強くする そう、それはチャレンジストレスだ! テロメアを長く保つホルミシス DNAの傷を癒し エピ…

卓球の実践によるインテグラルな波及

卓球をまたやろう!と思い立ち、昨年10月から卓球を再開(ほぼ40年ぶり)、チームを組んで大会に出るなど、この1年間、実践してきた。 健康面では体重10kg減、体脂肪率8%ダウン。メタボ予備軍を脱し、血圧、休息時心拍数、血糖値、インスリン抵抗性、CRP、…

フローの一条件として「接戦で〈今〉にあり続ける」こと

昨年の10月から卓球を再開して1年が経ちました。 最近になって「これはフローかも??」と思える瞬間があったので、今回は「フロー」をテーマに書いてみたいと思います。 フローについては何回かこのブログで取り上げています。 特に2010年の8月30日のブログ…

テロメアを育む!

テロメアを育む4象限アプローチ 2019年、新年明けましておめでとうございます。 今年の元日の記事のタイトルは『テロメアを育む!』です。 ノーベル医学生理学賞受賞者(2009)のエリザベス・ブラックバーン博士が、共同研究者で健康心理学者のエリッサ・エ…