ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。苦悩を乗り越えるヒント、自己実現、自己超越を促す一助となれば幸いです。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶつかりあう美学

昨日ちょっとしたことがあって、久しぶり(?)に感情的になった。 この葛藤は以前にも経験したことがある葛藤だ。 しかしどうも整理ができないままに眠りについたのだが、先ほど目覚めてみて頭に浮かんだのは、あれは「美学のぶつかりあい」が起こっていた…

いのちの居場所に、いのちを使う

ひと月ほど前に「コペルニクスの鏡」を読んだ。 とてもいい本だ。 この本は清水博先生が被災地の人たちに向けたメッセージをこめて物語として書いた本だ。 子どもでも読めるように、喩え話の力を使おうと物語にしたのだという。 コペルニクスの鏡のことを省…