ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

掛け合い漫才風に「それ」を指し示す

(4月19日のブログ「非二元への扉、世界とぴったり重なっている私」のおまけブログと思ってご覧ください) かんたん、かんたん。 なんやいきなり。何が簡単なんや? いやいや君も行けてるということ。 君も行けてるって、おれの何が行けてるんや? 何が行け…

どうすべきか分かっていようとしない

ガンガジの著書の「どこまでも心を開く」という章のなかに、私たちには、「いろいろなことをあれはああすべきだとか、これはこうするべきである、というように分かっていたい」という無意識の願望がある、というようなことが書かれている。 私たちは、とにか…

ありのまま、起こるがまま、そして「あるがまま」

「あるがまま」とは、「ありのまま」、および、「起こるがまま」を含んで超えているのだと思いました。 まず、「ありのまま」とは、何でしょうか。 それは、ベールを通さず、無濾過のリアリティを見ることです。 私たちヒトは、「関係づける能力」を発達させ…