今日一日をどのように過ごすか?に答えを出したくて整理した。
一言でいうならば「Presenceを持続する」ことに尽きると思う。
右の図は、白く抜いている吹き出しが、マインドの働きである。
時間的にNowではないPastとFuture、空間的にHereではないthere、そしてthinkingなどがここに入る。
一方、青色で示した背景がPresenceである。同じ次元にNowそしてHereが位置する。この背景との同一化(白抜きであるマインドとの脱同一化)によって、alertness、clarity、そしてqualityが現れる。明晰さ、そして敏なる感覚。
qualityとは、今この瞬間を目標のための手段に貶めないことで実現されるもので、行為そのものの中に喜びをともなって成される出来栄えだ。
青地の外枠がぼやけているのは、そこに境界はないからで、無境界であって無限に続くことを示している。Spaciousness、あるいはvastnessという性質を表現したかった。
タイトルをPresence includes past and futureとしたのは、エックハルトのいうPresenceあるいはNowが、pastに対してのPresence、futureに対してのPresenceというよりは、むしろpastとfutureを包含するものとしてPresenceが語られているためである。
Pastは記憶として、futureは予期として、いずれもNowに起こっているという言明は、PresenceやNowが単にその対立概念ではないことを意味している。
この青地の次元に属するのは、他に形の領域ではSpace、音の領域ではSilence、Stillnessなどがある。いずれもマインドを自己と捉える習慣にあっては、フォーカスされ難い、「背景」だ。
通常は、あるいは一般的には、白抜き部分が「前景」であり、フォーカスされる。
その意味では、最初に空(sky)のことを「空」(sky)と名付けた人は本当に偉いと思う。なぜなら空など形としては何処にもないのだから。
上を見て、雲のないところを青空といい、背景である空に、雲が浮かんでいると言った。
この関係をまねるなら、Presenceという青空に、pastやfutureという雲が浮かんでいるのである。だからPresenceはpastとfutureを包含していると思うのだ。
そしてまた、このPresenceにこそfullnessがある。存在することの喜び(the joy of being)があり、対極をもたないdelightがある。Presenceはその源だ。
雲の部分を客体として眺めると、眺めている主体は何か(誰か)?と問うことにもなる。
その視点から、雲の白地(客体)を浮かび上がらせている背景としての青は、主体としてのWitnessであるということができる。
白抜きの部分は、fragmentだが、青は全体性である。白の部分に青は無いのではなく、その背景として、あるいはbasicなcomponentとして、青は在る。
この意味では、青は主客を超えた、非二元性である。
白抜きのマインドの働きを否定するのではなく、周縁化するのでもない。すべてのアテンションをそこに投入してしまわないで、そのマインドの動きの下に横たわる青にも幾分かのアテンションを向けるのだ(Keep some within)。
そうすることによって、道具としてのマインドはむしろ活性化する。真のcreativityが生まれる。全体性に整合するのだ。
正しい行為(right action)が、起こる。自分を通して起こるという感じ。
ときには、こんな形の悪いものはどこにも収まらないと思われたピースが、思わぬところにピタッと収まる。抵抗を手放すことで。執着を手放すことで。そして思いもよらなかった大きなpictureがあらわれる。
こうして物事は進んでいく。実はこのように動いていくのだ。だから安心してPresenceを持続しよう。
自己収縮や怒り、イライラはPresenceへのreminderとして利用してしまおう。
ひどい状況と思われる時ほど、自分を鍛え、これを実証するチャンスだということを忘れずに。
状況とはベールを通したマインドの認識にすぎない。ありのままを見て、妄想を看破し、一本目の矢を受けるとも二本目の矢を受けることのないように。
それはown goalだから。
今回は完全に自分用のメモとしてブログに書かせていただきました。当ブログになじみのない方には分かりにくい表現も多々あり大変失礼しました。ご容赦いただきまして、来年もどうぞよろしくお願いします。<m(__)m>
※空気も酸素や窒素,二酸化炭素に還元されることによって、リアリティを失ったといえる。そうした構成要素に還元しない方が、リアルなのではないか、空気の本質を表わしているのではないかと思う。
※skyとしての空とemptinessとしての空が、同じ漢字があてられていることが、まったくもって興味深い。