ウィルバー哲学に思う

「統合」の哲人ケン・ウィルバーを中心に、仏教心理学的視点を取り入れたマインドフルネス、第三世代の認知行動療法ACT、アドラー、ポジティブ心理学など、複雑系や脳科学的なアプローチも加味し、「生命の躍動」の探求、心理哲学的な関心について綴っています。

書き初め スタンドスティル


小椋桂の曲はどれも昔から好きなのですが

トロピカルフィッシュの泡音の〜 ・・・生き残る時間

ではじまる「スタンドスティル」という曲があります。

これって小椋桂が「静けさ(still)に、とどまる(stand)」という意味で作った曲だったんだ、と気づきました。

立つ、を意味するstandですが
「在る」とか「状態にある」 I stand his friend. (彼の味方だ)
「そのままでいる」 It stands good. (依然有効)
というようにも使われるようです。
stillは静かな、静止した、という形容詞、沈黙、静けさ、という名詞としても使用されます。
(stillnessは静けさ、沈黙、静止)

1つの名詞としてstandstillを調べると停止、休止、行詰まり、という意味でした。返済の中止という意味で使われたりもしています。
また月の秤動が止まることに関連してMajor Standstill, Minor Standstillというような言葉もあるようです。

いくつかの解釈ができそうな「スタンドスティル」ですが、

Rest(as the) Witness  目撃者に、落ち着く
Stay (in the)Now   いまに、在る

と並んで

Stand Still  静けさに、とどまる

なんとなく書き初めにして残したい言葉だなと思いました。